ウォリス北欧研修旅行の様子を、広報担当新谷がお送りしていきます。
日程は2018年7月16日~22日まで。研修の目的は北欧の福祉や教育の実情を学ぶというものです。
北欧4か国を1週間で弾丸旅行してきます!
≪この日のハイライト≫
・森の幼稚園に行きました。
・高齢者施設を訪ねました。
この日もアンデルセンさんと合流。
森の幼稚園と高齢者施設を訪問させていただくことになっています。
まずは森の幼稚園から。
森の幼稚園
女性の先生に案内してもらいます。
子どもの顔を撮影してはいけないので、カメラに背中以外が写り込まぬよう注意をしながら回っていきます。
園内では子どもたちが自由に遊んでいました。
水をかけた砂をスコップで運んだり、三輪車にのったり、鶏小屋の前で鶏を観察していたり、小さいお家に出入りしたり…。
先生たちは、求められればアクションを起こしますが、特に何かを子どもに指示しているような様子は有りませんでした。ただ、鳴き声が聞こえてくるとすぐその方向にとんで行きます。
案内をしてくれた人とは別の先生に話しかけると、ここの園ではなく隣の園の先生とのこと。
人が少ない時はこのように、行き来をして協力し合っているようです。
園内には畑や温室もあって、育てて収穫し食べる、ということも経験できるようになっています。
緑いっぱいの園とエネルギッシュに遊ぶ子供たちの様子を見て、自分も元気になれました。
先生たちにお礼を伝えて園を後にします。
アンデルセンさんのお家のお庭でお昼ご飯を食べます。(ジュースをごちそうになりました。)
高齢者福祉施設へ
森の幼稚園の視察のあとは、高齢者施設へ赴きました。
中は完全に撮影禁止であったため、文字だけのレポートになります。
まずは施設長さんにインタビュー。
質問内容のいくつかをピックアップしてご紹介します。
Q.入居者の一日を教えてください。
A.この施設で一番重要なのは、自立。
自分で考えることが一番大切。何かを強要、強制することはなく、最終的な判断は個人に任せている。
一人一人スケジュールは違う。
寝たいだけ寝ればいい、起きたいときに起きたらいい。
施設としてイベントの案内はするけれども個人の意思に任せている。
Q.ここに入居されている方々の存在は社会ではどういう立ち位置ですか?
A.人として存在していること、彼らの存在そのものが歴史。
人が衰え、病気になり、死が近づくとどういう風になるのかを、彼ら自身が子供に伝えられる、それが社会的な役割。
その後は施設内を回らせていただき、利用者さんとお話させていただく機会を得ました。
ここでもみな自由に過ごしているようで、○○をする時間、というのはあるそうですが、参加したくなければ参加しなくてもいいそうです。また、個人的には、利用者さんが生き生きと明るく、インタビューでお聞きした通りいろんなことを自発的にされているような印象を受けました。
コペンハーゲン観光
夕方からはフリーの時間だったので、短いながらコペンハーゲン観光へと繰り出しました。
船に乗って景色を見て回ったり、有名な人魚の像を見に行ったり。
一般家庭、幼児教育、高齢者福祉という切り口からみたデンマークの旅。
沢山の方々の協力のお陰でとても充実した時間をすごすことができました。
明日はフィンランドへと旅立ちます。